2019年01月08日任意売却したらローンが組めなくなるって本当?
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任意売却したらローンが組めなくなるって本当?
結論としては、任意売却を行うことを検討している段階でローンが組みづらい状況になっています。任意売却をすると、「ブラックリストに載ってしまう」、「任意売却をするとクレジットカードが使えなくなる」というふうに心配になる方が多いです。
任意売却という行為自体を行うと「ブラックリストに載ってしまう」というのは大きな間違いです。
住宅ローンが支払えなくなり、返済を数ヶ月滞納してしまったという事実に対して、ブラックリストとして扱われてしまうのです。住宅ローンを滞納してしまうと個人信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。
これを一般的にブラックリストに載るという言い方をします。
任意売却をしたからブラックリストに載るのではなく、住宅ローンを滞納したらブラックリストに載るが正しい答えです。
ブラックリストとは
ブラックリストとは、住宅ローンなどの借金の返済を3ヶ月以上滞納した時や、携帯電話やスマホの機種代などの料金を滞納した際の記録が 「個人信用情報機関」に登録されてしまった状態のことを表します。
知らない方もいるかもしれませんが、ブラックリストというもの自体が存在している訳ではありません。
住宅ローンを滞納してブラックリストに載ってしまうとどうなる?
事故情報が登録されてしまうと、以下のようなことが起こりえます。
・クレジットカードが作れない
・ローンを組めない(お金を借りられない)
ブラックリストに載った理由や金融機関の対応にもよりますが、事故情報が削除されるまでの期間は5~7年間と言われています。
一旦、ブラックリストに載ってしまうと、事故情報(延滞情報)が登録されている期間は、全く可能性が無いわけでもありませんが、既存のクレジットカートや新規クレジットカードが作れないことや新しくローンを組むことが難しくなります。
以下、全国銀行個人信用情報センターの情報の登録機関に関する記載の抜粋です。
種類 | 内容 | 登録期間 |
取引情報 | ローンやクレジットカード等の契約内容とその返済状況(入金の有無、延滞・代位弁済・強制回収手続等の事実を含む)の履歴 | 契約期間中および契約終了日(完済されていない場合は完済日)から5年を超えない期間 |
照会記録情報 | 会員がセンターを利用した日、ローンやクレジットカード等の申込み・契約の内容等 | 当該利用日から、本人開示の対象は1年を超えない期間、会員への提供は6か月を超えない期間 |
不渡情報 | 手形交換所の第1回目不渡、取引停止処分 | 第1回目不渡は当該発生日から6か月を超えない期間、取引停止処分は当該処分日から5年を超えない期間 |
官報情報 | 官報に公告された破産・民事再生手続開始決定等 | 当該決定日から10年を超えない期間 |
本人申告情報 | 本人確認資料の紛失・盗難、同姓同名別人の情報がセンターに登録されており自分と間違えられるおそれがある旨等のご本人からの申告内容 | 登録日から5年を超えない期間 |
ブラックリストに載ると、このように記録が残ってしまいます。
信用情報機関とは
信用情報機関とは、加盟している会社から登録されている信用情報の管理・提供を通じて金融機関と消費者との間の信用取引を安心・安全に行えるようにする機関のことです。ローンやクレジットの債務や返済状況などの個人情報が登録されています。
個人信用情報機関は、銀行等、クレジットカード会社、消費者金融等の業態別によって、加盟している情報機関が異なり、現在、信用情報機関は3つあります。
3社はそれぞれ別の機関として独立していますが、情報交流CRIN(Credit Information Network:クリン)を通じて、相互に個人信用情報(事故情報など)を共有しています。
信用機関には以下の3つがあります。
一般社団法人全国銀行協会(JBA)
金融機関(銀行、信用金庫、信用組合等)などが主に加盟しています。
株式会社シー・アイ・シー(CIC)
信販会社、クレジットカード会社等などが主に加盟しています。ほとんどは、クレジットカード会社等です。
株式会社日本信用情報機構(JICC)
アコムやアイフルなどの消費者金融会社が主に加盟しています。
ブラックリストからいち早く解除されるためには?
度ブラックリストに載ってしまうと、5~7年間は外れることは難しいです。住宅ローンの返済を長期間滞納したり、借金を放置したら、その期間中はブラックリストに載ったままになってしまいます。
一日でも早くブラックリストから解除されるには、住宅ローンやその他の借金を整理することしかありません。
その為には、任意売却で家を高く売却し、住宅ローンを多く返した上で債務整理を行い、借金を0円にすることです。
借金が無くなった後、5~7年間の時間を経過すれば、新たにクレジットカードや新規のローンが組めるようになる場合もございます。
今使用しているクレジットカードはどうなるの?
クレジットカード会社によって対応は異なります。
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早い段階で任意売却の決断をするのが大切です
なかなか住み慣れた家を売却するというのは心苦しいこともあると思いますが、住宅ローン等の借金が膨らむ前に、ご検討してみるのはいかがでしょうか。
競売になってからですと任意売却ができる時間も狭まり、任意売却ができるチャンスが失ってしまう場合もございます。できるだけ早い段階で任意売却の決断をされた方が、任意売却後の生活に関し、時間もお金もゆとりができますので、住宅ローンの返済にお悩みの方はご気軽にご相談下さい。